成年後見と身元保証の違い

和歌山の皆様こちらのページでは、成年後見と身元保証の違いについてお伝えします。
この2つの違いをご説明する前に、成年後見制度についてご理解いただく必要がありますので、簡単に成年後見制度について、和歌山にお住いの皆様にご説明いたします。

成年後見制度

成年後見制度とは「成人」でありながらも、「判断能力が不十分な人」を法的に守る制度になります。成人であっても、老いなどを理由に認知機能が低下してしまい、最低限の生活を営むうえでの判断ができない場合には、健全に生活することが困難になってしまいますので、これを後見人という家庭裁判所から選任された代理人が本人に代わって重要な契約や法律上の判断を代行する制度になります。

この成年後見制度が、「身元保証人」を必要としている高齢者の方が必ずしも必要かというとそうではありません。後見制度は、認知症の方を守るための制度になります。「身寄りが無いこと ＝ 判断能力が無いこと」ではありませんので、自ら身元保証人を探している方は、後見制度の対象にはなり得ません。

成年後見人と身元保証人の違い

成年後見人と身元保証人は、一見すると同じような事をしているようですが、大きな違いは下記の通りになります。

• 成年後見人は、自ら法的な判断ができない方を守るための法的代理人
  →家庭裁判所から選任されて後見人は就任
  
  
• 身元保証人は、身寄りの無い方に寄り添って高齢者とコミュニケーションを取りながら、家族のように生活支援をする担当者
  →身元保証人は高齢者と信頼関係をもとに契約を締結して就任する

このように、高齢者の方をサポートするという点では似ているように見えますが、この２つの制度は「家庭裁判所からの選任」か「互いの信頼関係にもとづいて契約」か、そして判断能力があるのか、無いのか等の大きな違いがあります。

また、後見制度を利用するには、間違いなく「自分では判断ができない」という事を「医師の診断書に基づいて家庭裁判所が慎重に判断したうえで利用される」ことになります。それは当事者の判断能力を奪って、後見人という代理人が今後は判断することになりますので、間違って正常な方から判断能力を奪ってしまうと大変な人権侵害になってしまうからです。

後見人と身元保証人の違い、ご理解いただけたでしょうか。身元保証人を検討している方で、もっと詳しく知りたいという方は、和歌山の身元保証の専門家である、当社にお気軽にお問い合わせください。

和歌山にお住まいで身元保証に関するお悩みがある方は、一般社団法人いきいきライフ協会きのくに®までお気軽にご相談ください。

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